先日の仮想通貨暴落についてふり返る

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みるみる利益が減っていった。ガチホ、睡眠投資法とはいえ、例えば200万円の利益が出ていたとしてそれが100万に減り、50に減り、いよいよ10になったときは「もう耐えきれない」と確定してしまいそうになった。そこから半分くらい戻して今に至る。売りを仕掛けられて、最後には買い戻さないといけないので戻ったということだろう。

利益がマイナスになってしまいそうなとき放り投げそうになったのだが、それはなぜか考えてみると、過去の自分の判断が間違っていたことになるからだろう。逆に少なくてもプラスで終われば判断は合っていたと言える。買った値段という閾値より上がるか下がるか、それだけで+1とー1のように、符号が真逆になってしまう。でもその閾値は単に買ったタイミングで決まるものだし、長期的に暗号通貨が上がっていくかどうかだけで判断するのがいい。

本当は上で売って、下がるときは一度売り抜けて、下がりきったところで買い増したり、信用売りして下がりも利益に変えることができるのが理想だが、そんなスキルはないし、欲を出しすぎないようにしよう。また、売って買ってを繰り返すと手数料やスプレッドの分減っていくというのもある。株では損切り5%、利確10%と言われたりもするが、損切りは暗号通貨にも適用すべきとは限らないのかもしれない。

放り投げないで良かったと思うが、今回放り投げた人も多いだろう。「CC民の狼狽売り」という文字も見かけたし、人は得るよりも失うことの方が強く意識に残るから、減るのをすごく避けたいと思うし、そういう心理を自覚していないと放り投げてしまう。仮想通貨は大口がコントロール可能なので、今回のように売り浴びせて、初心者の参入価格より下げて狼狽売りさせれば下で買い集められるし、その上下は売り浴びせた者だけが予測可能なので情報量としても有利に立てる。

過去にBTCが20%下落した体験をしていたのも耐えられた理由かもしれない。長期的には上がるのだ。だけど大口が売れば場をコントロールできるのならば、個人が長期で保持して得られたであろう利益は奪われてしまう可能性もある。長期的に持っていても新規参入者のお金はコントロールしている者に吸われてしまい、こちらには回ってこないという可能性がある。

これからどうなるかは分からないが、ありうる結末をいくつか予想して、その場合に取るべき行動は想像しておくべき。歴史が浅い分、個人でも株式よりは対等に勝負できると思う。これからに期待しつつ、Blockfolioを眺める。